イラン国営石油化学会社のハサン・アッバースザーデCEOは今月27日、第3回イラン・アフリカ協力会合において、「イランの石油化学製品の生産能力は年間1億トンに達している」とし、「67件の新たなプロジェクトの実施により、この数字は2029年までに1億3100万トンに増加する」との予測を示しました。
また、「イランの石油化学製品の約7割は国外に輸出されており、飼料供給のほか、尿素肥料やメタノールなどの製品の輸出を基盤として対アフリカ協力を拡大する可能性が揃ってきている」と述べています。
さらに、イラン国内における73の石油化学コンビナートと3つの発電・公益事業コンビナートの活動に言及し、「名目上の生産能力は9700万トンに達しているが、260億ドルを投資した新たなプロジェクトの開発により、この数字は2029年までに1億3100万トンに達するだろう」と付け加えました。
そして「ポリマー(高分子)生産量は2034年までに900万トンから3200万トンに増やされる。この増量の目的は、付加価値を増やすことが目的だ」と強調しています。
加えてイランの輸出能力の内訳を披露し、「昨年のポリマーの輸出額は28億ドル、メタノールは22億ドル、尿素肥料は17億ドルに達した」と語っています。
アッバースザーデCEOは最後に、ペルシャ湾通商産業会社やパールスィヤーン石油ガス会社などのイラン企業がアフリカとの貿易協力拡大する用意があることも明らかにしました。
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